「たかぼー」というガキ大将 2

ある日、学校の帰り、壊れている自転車を発見しました。
それを見た、たかぼーは、一番弟子であった、みっこに向かい、「あれは、俺の元気玉で、壊したのだ」と、言った。

ある日、ドッチボールをしていた時、たかぼーのボールが、私の手にあたり、軽く突き指をした事が、あり、それをたかぼーに言ったら「あ、そう!」
で、終わりであった。

彼は、小学校5年生になる前の春休みに転勤して、いなくなった。

今、彼は、なにをしているかは、知るよしもないが、彼のような、ガキ大将は、もう、現れる事は、ないでしょう。

「たかぼー」というガキ大将

25年ほど前の小学生2年生の頃、私は、仙台の少し田舎から、神奈川県川崎市に引っ越して来ました。

転勤して、初めて、学校に行き、同じクラスで、挨拶したのが、たかぼーというガキ大将でした。

その一番弟子が、みっこという少年で、ありました。

転勤初日、いきなり、放課後、「遊ぼう!」と、たかぼーというガキ大将に誘われ、何人かで、遊んだ記憶があります。

翌日、学校に行くと、皆、廊下で、戦いごっこをしていました。

それは、修行というやつでした。
皆、当時のドラゴンボールの影響でした。

私も、たかぼーというガキ大将から修行に入れてもらいましたが、3日後、「.お前、弱っちいから、修行グビだ!」と、言われ、クビになりました。

次第に、皆、修行なんかくだらねぇと、辞めてゆき
、最終的には、たかぼー1人になりました。

「みんな、どいつもこいつもだらしないなぁ、俺は、修行を辞めねぇぞ!」と、なり、休み時間中、1人で、 廊下で、たかぼーは、ウサギ跳びをしていました。


つづく